蜂窩織炎 ほうかしきえん 蜂巣織炎(ほうそうしきえん)とも言う
皮膚の深いところから皮下脂肪組織にかけての細菌による化膿性炎症
どんな病気
主として黄色ブドウ球菌によりますが、化膿連鎖球菌など他の細菌によって生じることもあります。
毛穴や汗の出る管、小さい傷、あるいは骨髄炎など深い部分の感染症から、皮下脂肪組織に侵入して発症します。リンパのうっ滞や浮腫がもとになる場合もあります。
症状の現れ方
広い範囲がぼんやり赤く硬くなって腫れ、熱感とさまざまな程度の痛みがあります。顔や四肢に最もよくできます。
熱が出て、寒気・頭痛・関節痛を伴うこともある。
時間が経つと少しブヨブヨして、膿が見えることもあり、また、そこの皮膚が破れて膿や傷んだ皮膚組織が流れ出て深い潰瘍ができることもある。
我が家の場合

仙台社会保険病院
(青葉区堤町)
2011年11月21日入院
2011年12月20日退院

宮城中央病院
(仙台市青葉区上杉)
2011年12 月20日入院
2012年1月14日退院
その後リハビリに通う
2011年の11月に主人がかかりました。場所は足首
始めは打ち身と思って、家で湿布していましたが、翌日にはもの凄く腫れてきて尋常ではないと思いました。
運悪く土曜日で医者は休みのため救急車を呼ぶつもりでしたが、どうしてもダメだというのであきらめました。
このとき、トイレに行くのも大変でした。
布団から起き上がることができないのです。
こういう時はベットだとまだ楽なんでしょうけど、1階にはベットはないので。
椅子につかまって何とか立つことができ、あとは肩を貸してゆっくりと行くことができました。
そして月曜日
介護タクシーをお願いしようと電話しましたが、どこも予約で埋まっておりました。
仕方なく自宅の車にやっと乗せていつもかかっている宮城中央病院に連れて行きました。
診察を受けたときには何やら体液のようなものが流れ出てきていて、靴下が濡れていました。
整形外科の先生が手術中とのことで、処置が遅くなるとのこと。
急を要するからと仙台社会保険病院を紹介され、移動しました。
さっそく診察していただいたのですが、「これはひどいなぁ」と先生も顔を背けるほどでした。
即入院となりました。
CTやMRI検査の結果、菌が大分回っているとのことで足切断になるかもしれないとまで言われました。
(驚かされましたが大丈夫でした)
細菌の特定に時間がかかり、なかなか適切な治療ができず心配しましたが、検査の結果はごく一般的な細菌でした。
手術はしないで点滴と膿を出す治療でした。
足の熱がなかなか引かず、ずっと冷やしていました。
体温の方は38度くらいのときもありましたが、37度前後でした。
しばらくの間は車椅子の使用となりました。
その後は歩行訓練用の立って捕まる移動用の器具を使いました。
仙台社会保険病院に入院して1ヶ月。大分良くはなったのですがトイレに行くのも一人では無理だったのに退院の許可が出てしまって、焦りました。 が、仕方なく退院しました。
翌日
リハビリには以前より懇意にしていた宮城中央病院の方に行きました。(初めに行った病院です)
診察を受けたときに「まだ歩くのも大変なんです」と話したら、先生の方から「もう少し入院して安静にしたほうがいいな」と言ってくださいましたので、正直ホッとしました。
そしてこちらの宮城中央病院にも1ヶ月お世話になりました。
ここでもしばらくは車椅子でした。
退院してからしばらくリハビリに通い、この病気ともようやく縁が切れました(^^)
火傷のような痕は大分薄くなりましたが、痕が残るかもしれません。
とにかく無事に治って良かったです。
この病気は細菌が蜂の巣のように広がっていくので一刻も早い処置が必要だったのですが、処置が遅れたためここまでひどくなったのだと思います。
写真は治療が終わり頃の殆ど治ったときのものです。
黒いかさぶたのあるところが一番ひどかった部位です。
治療前は足の甲から足首、ふくらはぎまでが倍に腫れていましたよ。
