国宝 大崎八幡宮
宮城県仙台市青葉区八幡4−6−1
平安の昔、東夷征伐に際して坂上田村麻呂は、武運長久を祈念して宇佐八幡宮を現在の岩手県水沢市に勧請、鎮守府八幡宮を創祀しました
その後、室町時代に奥州管領の大崎氏は自領内の遠田郡田尻町に遷祀し守護神として篤く崇拝した為、世に大崎八幡宮と呼ばれました
大崎氏の滅亡後は伊達政宗公が居城のあった岩出山城内にご神体を遷し、仙台開府後仙台城の現在の地に祀られました
2014年4月8日

北参道
こちらは北参道入り口の鳥居
駐車場はこちらにあります




北参道

北参道手水舎

こちらが表参道の入り口
一の鳥居~三の鳥居まであります
それでは順を追って見ていきましょう

前の通りは国道48号線
一の鳥居と石造りの二の鳥居


三の鳥居 過ぎ去りし年月を物語る老杉に囲まれて、厳かな雰囲気の宮の森

大石段


表参道
北参道

神馬舎

手水舎


神輿殿


社務所

長 床 (拝殿の役割を担う建物です)

国の重要文化財
別名 割拝殿と呼ばれます 中央部分が通り抜けられるのでこの名がついています
建築様式は、社殿とは対照的に簡素な素木造りになっています
参道正面に見えているのが長床です



後ろ側






天井に飾られている額
ご社殿 (国宝)


社殿の造営にあたっては、当時豊臣家に仕えていた当代随一の工匠が招致され、その手になった御社殿は豪壮にして華麗な桃山建築の特色が遺憾なく発揮されて、仙台六十二万石の総鎮守として伊達家の威風堂々とした息吹を現代に伝えています
御社殿は代表的な権現造りで、
拝殿と奥の本殿を連結する石の間からなっています
社殿は安土桃山時代の我が国唯一の遺構として国宝建造物に指定されている


黒漆塗りが絢爛豪華さの中に落ち着いた風格を表して、全体に調和をなしています
伊達政宗公の命により慶長9年より12年にかけて、豊臣家お抱えの巨匠を招き造営されました
様式は入り母屋造りの本殿と拝殿を石の間で繋いだ権現造りである
拝殿正面には大きな千鳥破風、向拝には軒唐破風を付け、屋根は柿葺と意匠が凝らされています
拝殿内部には狩野派の絵師による唐獅子の障壁画や大虹梁の青龍、石の間の天井には53種の草花が描かれています

太元社


諏訪社・鹿島社・龍神社

藩祖伊達政宗公はじめ歴代仙台藩諸侯はもとより、
仙台城下の人々に厄除け、笑福、必勝、安産の神として篤く尊崇されてきました